1. 心の健康とは
いきなりですがあなたは健康ですか?
健康の定義って人によって違います。
歳を取っても健康だという方もいれば、若くても不健康だという方もいるかと思いますし、
病気でいても健康だという方もいれば、体は元気なのに不健康だと感じる方もいるでしょう。
これは私の持論ですが、「心のバランスを保っている状態」が健康であり、そして常に健康な状態でいることが幸福な人生に繋がっています。
心のバランスが崩れてしまっては体は動かせてもいつかはダメになってしまいます。
私の周囲でも心のバランスを崩してしまった方も多くいました。
心が健康でいることは、生活のバランスを保ち、仕事に精を出し、日常を楽しい気持ちで望むことができる最高の状態です。
十分な健康状態でいるだけで人生は充実し、家族や友人、同僚からも充実した生活をしているように見えますし、
実際充実していると思います。
そんな生き生きしている状態が心の健康です。
2. 心の健康でいるための条件
心が健康でいられる人は次の3点を守っている人だと思います。
①常に他者への貢献を考えること(=リーダーシップ)
②本気でやりたいと思えることへの挑戦
③よく寝ること
①常に他者への貢献を考えること(=リーダーシップ)
自分の周りの人を巻き込んでいる人って、生き生きしていますよね?
学校で言えばクラスのリーダー、大学のサークルのリーダー、普段自分が頼れると感じる人。
そういう人たちは、常に周囲の人に自ら関わって巻き込んでいくこと(=リーダーシップ)を無意識に行なっています。
自ら周囲に関わっていくためには、心の余裕を持つ必要があります。
無意識にリーダーシップを発揮できる方は、不必要に無理をしないマインドを持っているのです。
仕事でもプライベートでも、無理をすることは自分自身の体や心との対話を拒むことになります。
対話を拒むということは体や心にダメージを与え続けることになり、
最終的には体や心のバランスを崩すことに繋がります。
そしてバランスを崩せば周囲の助けに頼らざるを得なくなります。
周囲の方に頼る人には、他者に貢献していく力はもはや残されていません。
逆に他者に貢献できるリーダーは、他者と自分を良い意味で一体化して考えることができ、
自分自身に対しても優しくできるのです。
自分自身が崩れてしまえば、他者にも貢献することができなくなってしまうからです。
そのためリーダーは余裕を持つ必要があります。
余裕を生み出すためのマネジメントにより、無理がないように調整をしています。
もしあなたがそんなリーダータイプでは無くても、自分のもっとも身近な他者(一人でいいです)に貢献することで、
少しでもリーダータイプに近づくことができます。
リーダータイプでない人は、そもそものマインドが異なるため、
余裕を持っているリーダーに批判的であったり、無理をすることが能力であると考えてしまったりします。
しかしリーダーを経験することで、価値観も変わっていくでしょう。
今まで頼ってきた人に対して、急にリーダーシップを発揮することは難しいでしょう。
ただ本当に心の底から貢献したいと思えるのは身近な家族や友人だと思います。
そのような方にリーダーシップを持って接してみましょう。
②本気でやりたいと思えることへの挑戦
前項とは矛盾してしまっているように見えますが実は違います。
自分のやりたい仕事や趣味、生活をしていると心バランスを保つことができます。
世の中には自分のやりたくないと思う仕事に長時間残業をしてまで貢献しようとしている立派な方もたくさんいます。
ただし、やりたくないことを長時間やっていると生産性も上がらないし、本人のためにもなりません。
少なくともやりたくないけどやらなければいけないことは誰にでもあります。
ただその時間を1秒でも短くすることで、余計なストレスやプレッシャーから解放されますし、
その分自分のやりたいことに時間をつぎ込むことができます。
自分がやりたいことをやっている間でも、多少のプレッシャーやストレスは感じることはあるでしょうが、
少なくとも向き合う姿勢は違ってきます。
勉強であれば、本当に学びたい内容であれば夜更かししてでも勉強できますし、
スポーツであれば、体力的に辛い状況でも目標を持っていれば乗り越えられます。
この状態になればアドレナリンが出て、辛い状況を気持ち良いと感じることができます。
現状の自分のレベルより少し難しいことに挑戦し続けることで、
成長の実感や達成感を感じられ、モチベーションも維持できます。
日々の仕事がルーティンワークだと、いつかは疲れてしまいますし、
脳を使わなくなるので「楽しい」「辛い」といった感情が伴わなくなります。
単調なルーティンワークの中にも何らかの挑戦を作ることで、
意識をしながら物事に取り組むことができるようになります。
中でも本気で自分がチャレンジしたいと思うことが見つかれば、
そこに全力投球すべきですし、その間が一番成長できる瞬間です。
常に成長をし続けること、そのために少し難しい挑戦に取り組むこと、
これらを意識するだけで活力が生まれ、心のバランスを保ちつつ生活することができます。
③よく寝る
睡眠は最高の健康法です。
日中は仕事や学校へ行って夜眠る(あるいは逆?)というサイクルは、全ての方にとって当たり前のことですが、
睡眠をおろそかにしてはいけません。
本当に忙しい時期には夜遅くまで仕事や勉強をしなければいけないと思います。
そんな時は頭も回らないし、注意散漫になってしまいます。
ミスを引き起こし周囲に迷惑をかけてしまい、余計に仕事を増やしてしまったなんてこともあるでしょう。
そんな日は早く眠ってしまいましょう。
やることが残っていても、きちんと睡眠をとることで脳や心が回復し、
時間をかけて遅くまでやっていたことが、次の日には案外あっという間に終わってしまったりします。
睡眠はただ体力を回復するというだけでなく、脳の集中力を取り戻し、精神の安定を取り戻すための手段なのです。
寝不足の人は、周囲や自分自身にイライラしてしまうことがあります。
イライラして自分や他者にあたってしまうことは誰のためにもなりません。
負の感情をぶつけられて嬉しい人なんていません。
寝不足になるとそんな判断基準も無くなってしまい、ついついあたってしまうものなのです。
素直に人の話も聞けなくなってしまい、これまた生活に支障をきたしてしまいます。
十分な睡眠をとるためには早く寝るだけでなく、深い眠りにつくための生活行動をしなければなりません。
日中は十分な活動をし、寝る前のカフェインやブルーライトを避け、ベッドで適切な環境で寝る。
これだけで心の安定を保つことができ、より充実感を得ることができます。
①〜③の中で睡眠こそ最も大切な健康要素であると私は考えています。
3. 心の健康でいることは幸せ?
私の健康の定義は初めに述べたとおり、「心のバランスを保っている状態」です。
心のバランスを保つことで、どんなことにも前向きに捉える余裕が生まれます。
前向きな姿勢を持っていることで、他者の厳しい指摘や世の中の不条理に対しても、
素直に向き合うことができるようになります。
自分を叱ったり、文句を言ってくれる方は、自分の成長を考えてくれていますし、
自分と他者の意見の違いに対しても、相手の考えを理解しようとするようになります。
心のバランスは上記のような自己成長に繋がりますし、周囲とのコミュニケーションも円滑になり、
より生活しやすい人生を送ることができるようになります。
自己成長や円滑なコミュニケーションは心のバランスを生み出し、
さらなる心のバランスを生み出すためのチャンスを作ってくれます。
その良のサイクルを回していくことで、健康になり思い通りの人生を送ることができます。
健康を追求することはより良い人生を送るための方法です。
健康な人生を送ることができれば、幸せな人生を送ることができるでしょう。