仕事や勉強をする上で誰もが苦しむ要因の一つが、集中力が続かないことです。
学校の授業も50分〜90分であることが多いことからわかるように、
人間が最も集中力を発揮するのは数十分程度とも言われています。
集中力を長時間持続させる術を知ることで、仕事や勉強の効率を高め、
より人生を充実させていくことができるようになります。
1. 目の前のタスクに集中できる環境を作る
質と量を備えた集中力を発揮するためには、まず環境を整えることが大切です。
環境といっても色々と雑念があるため、特に視聴覚を意識して改善すると良いでしょう。
視聴覚は五感である視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の一部ですが、それらが複合的にあなたの雑念を書き立てています。
①視覚
作業をするうえで机の上が散らかっていたり、余計な電子機器が周囲に存在してたりすると、
集中の妨げとなってしまいます。
日頃から整理整頓を徹底し、余計な情報を目にしないくせをつけましょう。
また作業をする際にはスマートフォンやテレビといった電子機器が無い空間を作り出しましょう。
②聴覚
聴覚は視覚に並んで雑念を呼び起こしやすい要因の一つでしょう。
他人の会話がなるべく聞こえない空間や大きな音が発生しない空間での作業をおすすめします。
集中していない間は他人の会話などの雑音が耳から流れ込んできてしまいますし、
電車や工事音といった大音量は思考の妨げとなります。
作業環境としてはよくカフェが選ばれますが、カフェの構造によっても環境はガラリと変わってきます。
人の入れ替わりが早い駅周辺のカフェだと、店員さんの声や人の行き交いが気になり、
より集中力が求められます。
またカフェのタイプでも隣の席が近かったり、仕切りが無かったりする場合、
より視覚や聴覚を刺激することになるでしょう。
自分が集中しやすい環境というのは、色々試行錯誤した結果、
ようやく確立できるものだと思います。
上記の内容を意識してより自分自身にあった環境を探してみましょう。
2. 作業に区切りを設ける
終わりの見えない作業は集中力の持続を落としてしまいます。
一般人の集中力の持続時間には必ず限度があるため、作業に区切りをつけることを心がけましょう。
作業の区切りとしては、作業時間で区切る方法と作業目標を決めておく方法があります。
作業時間で区切る方法は、「作業を合計〜時間行う」、「途中〜分ごとに休憩を取る」といったように、
自分が集中できる時間で区切ることで、集中力を最大限発揮する時間を絞ります。
また作業目標を決めておく方法には、「ブログを1記事投稿する」、「作業を〜まで進める」と具体的な数値を決めて望むべきでしょう。
目標が見えるのと見えないのとでは、モチベーションの点でも作業に対する姿勢が異なってきます。
モチベーションの低下や自身の無さも集中力阻害の要因となってしまいます。
2つの方法はどちらかだけというよりは、両方を組み合わせて「〜時間以内に、〜まで終わらせる」と決めておくと、
ゲーム感覚で作業ができ、より集中することができるのではないでしょうか。
また日々作業する時間帯を固定することも集中力持続につながるかと思います。
日々集中する癖をつけることで、自然とやらなければいけないという意識づけがされ、
より集中しやすい体を作ることができるでしょう。
私の場合は事務処理やルーティン業務はなるべく午前中に終わらせて、
午後は打ち合わせや外回りに割くことが多いですし、
読書や勉強をするのはだいたい集中できる夜遅い時間帯と決めています。
自分自身にあった時間帯を見つけ、作業ペースを作っていくことも大事です。
3. 体調を整える
集中力を保つうえで最も忘れがちなのが、自分自身のコンディションを保つことです。
長時間作業をして疲労感が溜まっているときは、脳の集中力や判断力が低下してしまいます。
そのような状態では作業時間が長引き、クオリティも下がり、誤記も増え、、、と悪いことづくしになってしまいます。
作業時間を区切り適度な休憩を取ることはもちろんなのですが、休憩をとっても疲労感が消えず、
翌日へ疲労を持ち越してしまう可能性もあるでしょう。
疲労感を溜めないように生活時間を設定し、十分な睡眠をとることで集中力を保ちましょう。
また食事について、人間は満腹になると脳の機能が低下してしまいます。
逆に空腹時には本能的に脳が活性化すると考えられており、集中力、判断力がフル稼働します。
作業時間は食事の直後を避け、食事前の時間帯に設けると効果的でしょう。
そして作業が終了したらきちんと栄養のある食事を心がけることで、次に備えていきましょう。
食事も手を抜きすぎると体と脳に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
作業と休息のバランスが取れた生活リズムを構築していきましょう。
以上、集中力を保つための3つの方法をご提案しました。
人によって体質や志向も異なるため一概には決められませんが、
上記によって自分にフィットする集中方法を作っていきましょう。